ギリギリセーフ?いやアウトだな

退職をしてから5年がたった。
服が好きという理由だけで入った会社に10年いた。
離職率の高い職場だったので昇進も早く、いつのころからか店長になり、さらにいつのころからかマネージャーと呼ばれるようになった。

マネージャー職は大変だったがやり甲斐があったし、愛社精神も強かったので懸命に働いたと思う。
店の売り上げのこと以外にもエリア全体の売り上げもみなくてはならなかったし、1番大変だったのは人間関係。人事考課だった。

職種柄若い女の子が多かったから争いは絶えなかった。もめている店ばかりで、みんな自己主張ばかり。そんなことをやっていると空気は悪いし売り上げも下がる。当たり前だ、お客さんは敏感だ…。
みんなが私を味方にしようと話をしてくる。顔を見ていると自分側について欲しいのだなという気持ちが垣間見える。正直そういうタイプはうんざりだし、あまり味方はしたくない。
結果的に変に根回しをしようとするやつは、ボロがでる。いま味方をしたところで、またもめる。こういう人間にかぎって、人間関係がうまくいかないと嘆く。そういう人は大抵自分の行いが悪いのだ。いつももめる渦中に自分がいるのなら自分の責任なのだということに気がついて欲しい。むしろなぜ気づかない?

こんなことが数多くあったが、1番嫌だったのが本社からのビジュアル指導だった。店頭の販売員はお客さんからみて憧れられなくてはいけない。それは確かにそうだろう。
たまにいるのだ、何かのきっかけで一気に太ってしまうスタッフが。それをたまたま本社からの視察で見られたりすると私に指導がはいる。
「あの子、痩せさせて」と。

聞きたいのだが…痩せさせるのってどうやってやるんだ?そもそもそれを伝えるのって…今でいうセクハラ。めちゃくちゃ難しいぞ。
しかし愛社精神のあった私は頑張った。悩んだ挙句に考えた方法が「少し痩せたんじゃない?綺麗になったね。」と謎の賞賛から煽てるという方法だ。
これもセクハラギリギリ…いや、アウトだろ。

この方法で痩せた人もいた。しかし痩せない人もいる。
思い出したくもない業務だ。
もう時効だろうか…いつか訴えられるのかなとドキドキしている。
みんな、元気だろうか。

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